妊活でファスティングやっていい人…やらない方がいい人

アラフォー専門妊活コンサルタント 高橋敏郎です。

結論から…

妊活にファスティングを取り入れない手はありません。

なぜなら…

ファスティングは、自然妊娠を目指す方にとって、有意性のあるアプローチだから。

有意性とは…

「確率論・統計学の用語で、確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる」ことです。

簡単に言えば…

「たまたまではなく、効果的に働く」こと。

ファスティングの有意性について…

詳しくはこちら↓

なぜ妊活にファスティングなのか?その効果を徹底解説「オートファジー、ミトコンドリア、ケトン体」
【ブログ】ファスティングが、なぜ子宝に恵まれるための最高のメソッドなのかをビックキーワードで解説します。オートファジー、ミトコンドリア、アポトーシス、ケトン体、サーチュイン・種族保存の遺伝子。これを理解すれば、妊娠体質へ変貌することができます。

さて…

ファスティングは、自然妊娠のために有意性があるアプローチという前提で以下お話をします。

確かに…

ファスティングは、自然妊娠のために有意性のあるアプローチですが…

私はお客さまに対して…

  1. すぐにやった方がよいとオススメする場合
  2. 条件が整うまでやめておいた方がよいとお伝えする場合
  3. ファスティングをオススメしない場合

この3通りに分けて指導をさせていただいております。

その理由について…

詳しく解説させていただきます。

妊活でファスティングをすぐにやった方がよいとオススメする場合

総コレステロールが200超のとき

「総コレステロール200超で妊娠しやすい」

この事実から…

総コレステロール200超という体づくりの基礎ができている方は、ファスティングを取り入れて、さらに妊娠しやすい体づくりをすることがおすすめです!

総コレステロール値200超は、体づくりにおいて最重要項目です。

基礎疾患があるとき

糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症などの基礎疾患に対して、ファスティングが有効に働く可能性があります。

ただし、基礎疾患の中にはファスティングが適応とならない禁忌症もございます。

基礎疾患がある際のファスティングは、専門家の指導のもと行いましょう。

BMI25超のとき

BMI25を超えてくると、肥満の領域に入ります。

「糖尿病予備軍」と言われる、糖尿病と健康の境界線上にいる方は、肥満の方が多いです。

肥満は、東洋医学でいう「未病」(=病気まではいかないけど、病気の一歩手前の状態)の状態。

ダイエット目的でファスティングすることがオススメです。

特にBMIが20台後半なら、妊活云々よりもまずは健康目的でダイエットしたいところです。

妊活でファスティングは条件が整うまでやめておいた方がよいお伝えする場合

総コレステロールが180未満のとき

ファスティングによって、一時的に体重減少が見られます。

総コレステロールは、体重に比例します。

体重アップで総コレステロールは増え、体重減少で総コレステロールは減ります。

前述のように…

「総コレステロール200超で妊娠しやすい」という傾向があります。

ファスティングの前に、まずは総コレステロールアップを考えましょう。

BMI18未満のとき

BMI18未満は痩せすぎです。

お客さまでBMI18未満の場合、総コレステロールは180に達していない場合が多いです。

まずは、体重アップを図り、総コレステロールを増やしましょう。

妊活でファスティングをオススメしない場合

乗り気でないとき・疑心暗鬼のとき

ファスティングが有意性のあるアプローチとは言っても…

「食べないなんて考えられない!」

「本当にそんなことやって大丈夫?」

など、ファスティングに対して乗り気でなかったり…

疑心暗鬼になっているときはやめましょう。

何事も主体性がないところに、効果的な結果は得られません。

旦那さまやご家族の理解が得られないとき

ご本人はやりたいけど、旦那さまが理解の得られない。

こんな場合も無理にやる必要はありません。

二人三脚で取り組む妊活ですので、夫婦の信頼関係が乱れることはやめておきましょう。

一方で、旦那さまもファスティングに興味があり、好意的だったら…

ぜひ、一緒にやられるとよいです。

夫婦二人三脚で取り組むファスティングは、最高の妊活です。

夫婦の絆を深める絶好のチャンスとなります。

ファスティングが禁忌となる疾患があるとき

悪性腫瘍など、ファスティングが不適応となる場合がございます。

詳しくは専門家にご相談ください。

子宝に恵まれるためにコレステロール値が最重要

ファスティングでコレステロール値は一時的に減る

総コレステロール値は、概ね体重に比例します。

太っている方が高く、痩せている方が低い傾向にあります。

ファスティングで体重は減少するので、総コレステロール値も一時的に減ります。

でも、ご安心ください。

準備期→断食期→回復期から、その後の普段の食事に戻ることで、総コレステロール値はほどなく元に戻ります。

女性としては、「ファスティングでダイエットができてうれしい♬」という気持ちになりがちです。

でも、妊活目的のファスティングは、体重にフォーカスするのではなく、コレステロールにフォーカスしましょう。

総コレステロール200超をキープすることが、子宝に恵まれるために最重要となります。

ただし、総コレステロールは高ければ高いほどいいというものでもありません。

適正値があるので、その範囲内でコントロールしていきましょう。

ファスティングは自己流でやらない方がいい

オススメのファスティングの日数

妊活目的で行うファスティングは、断食期3日~5日間のファスティングがオススメです。

その理由を簡単に…

ファスティングを行うことで体内で生産されるケトン体という物質は、卵子の栄養源になっていることが最近の研究でわかってきました。

以前は、ぶどう糖が卵子を栄養していると考えられていたのですが、そうではなかったのです。

そして、このケトン体産生のピークは、断食期5日目前後です。

断食期5日目あたりを過ぎると、ケトン体の産生は緩やかな下降曲線を辿ります。

ケトン体のピーク時の量は、実に普段の100倍程度にもなります。

卵子の栄養源が、普段の100倍ってすごいですよね?

ということで…

卵子の栄養状態の改善効果を最大限引き出すには…

ケトン体量がピークに達する、断食期3~5日間のファスティングがおすすめというわけです。

ファスティングの危険性

「ファスティングって、断食のことでしょ?」

「だから、食べなきゃいいんだよね?」

そういうわけにもいきません(;^_^A

1日程度のファスティングなら、何も食べないということでも問題ないかもしれません。

ただ、断食期2日目を超えてくると…

体には普段起こらない変化が如実に現れます。

「脱灰」という現象もその一つです。

脱灰とは…

骨や歯のカルシウム成分が、体液に溶け出してしまう現象。

体内のpHを弱アルカリ性に保つために、脱灰が起きます。

ファスティングによって、体内は酸性傾向に傾きますが、常に弱アルカリ性を保とうとする体は脱灰によって体を弱アルカリ性へ引き戻し、バランスを保とうとするのです。

ですので…

ファスティング=断食ということで、極端なことをやるのは危険です。

準備期→断食期→回復期と一連の流れをもって、ファスティングです。

この一連の流れを適切に行うことで、安心安全で効果的な妊活ファスティングとなります。

最初は専門家の指導を受けよう!

断食期3日以上のファスティングは、専門家の指導を受けるのが無難です。

妊活ファスティングについて、お気軽にお問い合わせください。

 

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